おかしい現象

 毎回思うけど、スポーツにおける報道っていらない情報が多すぎるよね。今回のオリンピックの報道にも競技と関係のない情報が多すぎる。だから、誰が女手一つで育てられたとか、異常に股関節が柔らかいとか、練習のために親が遠くまで送ってくれたとか、いらない情報はたくさん知っているんだど、その競技の一位の外国の選手がどんな演技をしたかは知らないんだよね。特に日本人の選手がいるとその外堀の情報はたくさん報道されるんだけど、どんな演技や競技をしたかはハッキリとは観せてくれない。これっと昔からなのかなあ。オリンピックと言えば、日本人選手ばかりに注目するんじゃなくて、超人達がどんな人間離れした動きをするとか、記録を出すとか、それがメインだったと思うんだけど、最近ではその選手の人間のあり方とか、生活に興味が集まる。いつからこうなったのだろう。
 このホッケーの試合のことを書いた。あの時も僕は選手の誰一人知らない状態で見たんだけど、全然面白かったんだよね。いらない情報が増えれば、競技としての面白さ以外の方向に人々の興味が向くのはしょうがないことなのかな。何だか残念な気もする。競技の楽しさや面白さが伝わらない限り、その競技の人気は出ないし、競技人口も生まれにくいと思うんだよね~。