億劫

 祭りや花火大会の時期である。ああいうイベントに対して魅力を感じなくなったのはいつからだろう。子供の頃は祭や花火大会に対するワクワク感みたいなものはあったはずである。準備が進み、少しずつ「祭り仕様」になっていく町並みを見ながらテンションが上がっていく頃もあったはずなのだが、最近では全くである。人がたくさんいるし暑いしで、行かない理由を先に見てしまう思考回路になっている。なんとなく非日常で、浮かれたあの感じは決して嫌いではないが、「億劫」になっているんだよね・・。これって老化の一種なのかな。
 おそらくだけど、自分の中では取捨選択が始まっていて、本当に好きなもの意外はいらない、という考え方になってきているのだと思う。どうでもいいことに対して裂く時間、金、パワーがもったいないのだ、多分。自分が本当にしたいことに対しのみに気持ちがいくんだよね。それは趣味とか好みとか、ほかの事でそうなってきているから困るんだよね・・。自分の好みや傾倒を確立下とも言えるが、冒険を恐れている老人のようで、良いのか悪いか微妙なところだ。