平和の正体

「核兵器のない世界」という目標を掲げただけで、ノーベル平和賞をもらっちゃったオバマは今どう評価されているのだろう。不勉強でよく知らないけど、「核兵器のない世界」は無理でも「核兵器の少ない世界」には近いづいているのかな。
 昨日の話じゃないけど、スミソニアンに行ったとき、ドローンを見たことがある。ヘリコプターの形をしたものではなく、ミサイルのような形をした無人飛行機のことである。その時は偵察機に使われる、的な説明が書いてあったけど今では武器を搭載し人を殺しまくっているらしい。テロリストを狙っても小さくないコラテラルダメージが出るようで、罪もない人々が殺されているようだ。平和賞をもらているのに、裏では人に気づかれずに暗殺を繰り返しているだけにイメージがとても悪い。というか、平和賞をもらっちゃったから戦闘行為は行えず、暗殺という手法をとっているのかなあ。
 誰かを守るためには、どこかで戦わなければならない場面がある。命が大事なのは皆同じ、戦争が嫌なのは皆同じ。ある意味ではドローンも平和を作っていることになる。立場変われば、オバマの平和賞にも意味があるのかも知れない。もしかしたら、争いがないと平和は存在できないものなのかも知れない。矛盾しているけど、影がないと光もないのと同じで・・・。と、考えていくと何がなにやら分からなくなってくる。平和の正体は本当に難しい、理解の何かを諦めそうになるのだが、これを突き止め正解を出した人はいるだろうか・・。