胸にスポンサー

各国代表のユニにスポンサーが付く日がやってくるかもしれない。次のFIFA会長に立候補する人物にそういうアイディアの人がいるようで、さらに汚職疑惑でFIFAの収入源が確実視されているので、案外実現する可能性が高いらしい。クラブではなく、国を代表するユニに一企業、または商品の広告を載せるは変な気がするけど、ラグビーとかは載せているよね。サッカーではドイツやアイルランドはレプリカに広告をつけているけど、選手がそれを着てプレイすることはない。その価値観のラインさえ超えれれば、案外早いかも。
日本代表の第一候補はKIRINになるのかな。が、残念ながら日本では酒類やギャンブルの会社はご法度なはず。ブラジルやアルゼンチン、人気チームのスポンサーとは取り合いになりそう。お国柄がでれば楽しそうだけど、中国企業ばかりだったら嫌だな。

moon

  最近ではボキャブラリーが爆発的に増えてきている。一つの言葉を覚えると、それに「だ!」や「ない!」を語尾につけたりして大声で連発しているから、音として覚えているような気もする。それでも好きな車や電車、ヘリコプターなどはイメージと言葉がちゃんとリンクしていて、意味をもったコミュニケーションが取れることが多くなってきている。ちょっと面白いんだよね。

最近覚えたのは「ムーン(月)」である。夜空に浮かんでいるのがよっぽど不思議だったのか、窓から外をのぞいて「ムーン、ムーン」と連発している。月がどんな形だろうが、そして月が出ていようが出ていまいが、それでも「ムーン!ムーン!」と叫んでいる。なにやら絵本にお月さま出てきたこともあったようで、よっぽど印象深かったのかな。

今日の朝、保育園に連れて行こうとしたところ、僕の足をさして「ムーン、ムーン!」と叫びだした。「ムーンないよ、夜だけだよ」と答えたら、僕が履いているソックスについていたNIKEのマークを触って「ムーン、ムーン!」と言い続けた。どうやらスウォッシュがお月さまに見えたようなのだ。試しにスニーカーを持ってスウォッシュの部分を指さしながら、これなに?ときいたところ、大声で「ムーン!」と言ってくれた。あの形がやはりそう見えるらしい。成長ってあったものを失くすでもあるからちょっと寂しい部分もあったけど、やっぱり圧倒的に面白いのかもしれない。

義理

 健康診断の後、義理の両親の家まで子供を迎えにいった。我が先生の育児において、義理の両親は大活躍しており、感謝しきれないぐらいに助かっている。広い家なので先生も好き放題に歩き回り、いつも楽しそうである。
 出しもらったコーヒーを飲みながら雑談をしていると、庭の木に二羽の鳥が止まった。早速先生がそれに注目して、手をさしながら「ピヨピヨ」のベビーサインを連発している。もっと良く見えるように、窓の近くに座っていたお爺ちゃんの膝に腰かけ、夢中で見ている。お爺ちゃんも鳥を見ながら、あそこにいるよとか、もう一羽来たよとか、先生と話しながら庭の木を見ている。僕はその二人を背中側から見ていた。二人とも同じところを見ているので、座り方も姿勢も同じで、なんとなく後頭部の形も似ていて、良く分からないけど嬉しくなってしまった笑。一瞬、写真を撮ろうかなと思ったけど、これは心の中に置いておいた方がいいかなあ、と感じて見守ることにした。
 義理の父と僕は全くの他人なんだけど、父は間違いなく先生のことを愛しており、守ってくれている。そして先生も義父のことが好きで、なんていうか、簡単にいうと僕らは家族なのだ。普段は迷惑をかけないようにとか、失礼のないようにとか、義理の息子らしく振舞っているんだけど、そういう建前なしでも間違いなく家族であることを、先生を通して理解できた気がする。当たり前のことなんだろうけどね。

待ち時間

 待合室で待ち疲れないように文庫本を用意していった。芸能人のがんの話が多くなってから検診の人がすごく増えているようで、とんでもなく待たされるんじゃないかと戦々恐々だったのだが、意外や意外、すいすいと検査が進む。文庫本の方がいい所まで進んでいるところで次の検査に呼ばれてしまい、嬉しいのやら悲しいのやらと複雑な気分。ついにバリウム検査も終わり、病院を後にしながら違う方向から後ろ髪を引かれる気分であった。
 それにしても、バリウム検査の後って絶対体調を崩す。飲んだことのない下剤を絶対飲まされるし、本当に毎回疲れる。体のために行っているのに体調崩すってどうなの?

健康診断

 明日、健康診断である。毎回毎回逃げ出したい気持ち満々なのだが、すでに金を払っており、叶わぬ願いである。今年はピロリ菌をやっつけたし、シーズン中のため体の状態もいいはずなので結果は悪くはないと思うけど、またバリウムを頂くことを思うと憂鬱である。またあの台に乗ってグルグル回るのかあ・・。毎年のことだから、ちょっとした慣れが出てきており、始めのころよりは待ち時間なんかには慣れてきたけど、それでも嫌なものは嫌だなあ・・。

SW祭り。

 もうすぐスター・ウォーズが公開される。現在は期待感がパンパンに膨らんだ状態なので、怖いのは「いざ公開されたらガッカリ・・・」という展開である。そうなる可能性は十分にあるだけに、実は今こそが一番楽しい時間と言えるんだよね。あーだったらいいな、こうだったらいいな、と話している間が一番楽しいもんね。一度公開されれば最後、あちこちで賛否が飛び交い、ある程度作品のイメージと評価が形付けられる。
 ファンの脳裏にあるのは、「ファントム・メナス」が公開されたときのガッカリ感であることは間違いない。16年ぶりにスター・ウォーズが帰ってきた!という期待感、それも最新の技術とCGでのSF新作だから、とんでもない映画になっているに違いない!という期待で胸を膨らませながら劇場に出かけたら、帰りは皆無言だった、というトラウマがあるんだよね。今回は流石にそんなことはなさそうだけど、万人を満足させるのは難しいシリーズなだけに、世の中が新しいスターウォーズをどう受け止めるか楽しみだ。今回、グッズとか少ない気がする。Tシャツぐらいは買いたいな。

時間

 プライムサービスに加入すれば、最短当日で荷物を届けてくれるアマゾン。ついにここまで来たか・・。このサービスは本屋さんとかに死刑宣告に近い何かを提示しているように思えて仕方ない・・。まあ、本屋には本屋のいいところがあるので無くなることはないだろうけど、気になるのはこの時間短縮至上主義な価値観だよね。ただでさえ早い社会のリズムが、これでより早くなったことにちょっと危機感を感じる。
 新幹線に放火が起こった日、電車のダイヤがとんでもなく乱れ、大きな混乱が起きたことがあったよね。あの時に思ったのは、放火のやつは殺しちゃえばいいんだけど、一日電車の時間が乱れただけで機能しなくなる社会もおかしくないか?ということだった。交通網を秒刻みで組み、尚且つそれをずっと回さないと社会が機能しない、この状態は実は危険なのかもなあ、という事だった。誰もが常に時間に追われる世界でゆとりとか余裕とか、ストレスフリーとか、ただの(笑)で終わっちゃうよね・・。
 ネットで買ったものがすぐに来てくれるのは本当に嬉しい。注文確定のボタンを押した瞬間から、誰もが首を長くしてチャイムが鳴ることを待っている。僕も今、海外から届く荷物を待っている。「待っているあの時間が楽しみなんだよね~」という価値観は存在しない。金を払ったらすぐに欲しい。よーくわかるよね。わかるけどねえ・・。
 いつか、当日お届けが当たり前という時代が来るんだろうなあ。便利は便利だろうけど、それって幸福になっているのか判断が難しい。商品がすぐ届くことの便利さや嬉しさにはいつか慣れるが、「商品が届くまでの時間」に感じるストレスはどんどん大きなものになっていくに違いない。

ヒヤヒヤ

 うちの先生が救急車を初体験してしまった。昨日から高熱が続いていて、今日病院に連れて行こうとしていたところを倒れたらしい。意識をなくし、口から泡みたいなものが出ていたとのこと。その直前までは元気に遊んでいたのに、である。文字にするとなんでもなく思えるけど、間接的にきいた情報だけでも心を持っていかれる緊迫感があり、正直怖かった。病院で診てもらった結果、突発性発心による発熱、それが長時間続いたための出来事のようだ。今も熱が続いていてまだ心配だが、まあ子供にはあるものらしい。僕は後から事の成り行きを聞いたけで、そのときのパニックを味わってはいなけど、それでも理屈抜きの「怖さ」を感じた。病気やケガのない成長なんてないだろうしね・・、その度に今のように心配事に襲われると思うと、違った責任を感じる。

引退

 海外を含め、数々のチームを渡り歩いたスズキタカユキが引退を発表したとのニュース。僕は千葉に所属していたことも知らなかったぐらいなので悲しい思いがある訳じゃないが、たとえレベルを下げてでもずっと現役を続ける選手だろうなあ、というイメージがあった。その要因はもちろん、スズキタカユキのキャリアに嫌でもついて回るベルギー戦のあのゴールだよね。あの、つま先で押し込んだゴール。スピードもなければ高さもなく、かと言ってシュートも上手いわけではない、そんな選手がワールドカップという大舞台で決めたゴール。精一杯伸ばした足の先の先、つま先だけでボールを押し込んだあの姿、最後まであがく選手であることだけは良くわかったよね。
 前からのプレスはすごいけど、ゴールを全然決めないスズキタカユキはネット上でDFWと揶揄されていたっけ。今思えば、色んなものを持っていない選手だったからこそ決められたゴールだったのかもしれない。あのゴールは間違いなく日本サッカーの歴史を切り開いた一発だったし、文字通り「気持ちだけで決めたゴール」であることは、当時の日本サッカーにおいてなんとなく「正しい」気がしたんだよね。

ロナウドのドキュメンタリー

 この前のやべっちで少しだけ流れていたけど、クリスチアーノ・ロナウドのドキュメンタリーが気になる。やべっちで流れていた映像を見た限り、公的なイメージとはまた違う一面がありそう。10月に公開されたみたいだから、年末か年始にDVDが出るかな。
 前にも書いたけど、ロナウドのことは特に好きでもない。あまりにも完璧すぎる上、効率的すぎるというか、遊びのなさがちょっと好きになれないんだよね。人格的に自己中だとかわがままだとか、そんなのはどうでも良くて、逆にあの嫌われっぷりが良かったりするけど、プレイスタイルとして面白く感じない、というのかな。たくさんゴールを決めているけど、これ!ってのはどのゴールなんだろ。ベッカムのギリシャ戦での終わり間際のFKとか、メッシのそのままマラドーナ5人抜きの再現とか、こう、人々の記憶に残るようなのがあるのかな?。きっと僕が知らないだけだろうけどね。でもまあ、仲間から愛されていなさそうなところは流石にちょっと引っかかったりする笑。
 それにしても、言われているほど嫌な奴なのだろうか?そこら辺はこのドキュメンタリーを見ればイメージが変わるのかな。メッシと交流するシーンがあるみたいだけど、そこが一番みたい。願わくは
「実は繊細である。弱い所もある・・」的な、イメージを作り上げるような作品でなくてほしい。俺はかっこいいし、サッカーもうまい。だろ?的な俺様映画であってほしい。