moon

  最近ではボキャブラリーが爆発的に増えてきている。一つの言葉を覚えると、それに「だ!」や「ない!」を語尾につけたりして大声で連発しているから、音として覚えているような気もする。それでも好きな車や電車、ヘリコプターなどはイメージと言葉がちゃんとリンクしていて、意味をもったコミュニケーションが取れることが多くなってきている。ちょっと面白いんだよね。

最近覚えたのは「ムーン(月)」である。夜空に浮かんでいるのがよっぽど不思議だったのか、窓から外をのぞいて「ムーン、ムーン」と連発している。月がどんな形だろうが、そして月が出ていようが出ていまいが、それでも「ムーン!ムーン!」と叫んでいる。なにやら絵本にお月さま出てきたこともあったようで、よっぽど印象深かったのかな。

今日の朝、保育園に連れて行こうとしたところ、僕の足をさして「ムーン、ムーン!」と叫びだした。「ムーンないよ、夜だけだよ」と答えたら、僕が履いているソックスについていたNIKEのマークを触って「ムーン、ムーン!」と言い続けた。どうやらスウォッシュがお月さまに見えたようなのだ。試しにスニーカーを持ってスウォッシュの部分を指さしながら、これなに?ときいたところ、大声で「ムーン!」と言ってくれた。あの形がやはりそう見えるらしい。成長ってあったものを失くすでもあるからちょっと寂しい部分もあったけど、やっぱり圧倒的に面白いのかもしれない。