サスペンスはすぐそばに

 都内の一等地でバラバラ死体(の一部)が見つかったニュースは進展次第では、3-4年後には映画になりそうなぐらいのインパクトがある。ほとんど何もわかっていないのに
・亀が群がっていた
・下半身の一部しか見つかっていない
という断片的な情報だけでとても大きな「不気味感」が伝わってくる。僕はすぐに「冷たい熱帯魚」を思い出し、魚ちゃんが透明にしてくれなかたのねと思っちゃったんだけど、ああいう場所が実は監視や警備の盲点なのだろうか。しばらくはあそこに近づく人が少なくなりそうだけど、それよりも何も知らずに気づかずにそこで時間を過ごしていた人たちがいっぱいいるはずなんだよね・・。あんなすごい所でそんなことが起きるんだから、千葉公園とかちょっと心配になってしまう。大丈夫か?
 

スマート

 ダルビッシュや田中投手がアメリカに渡った途端、体が大きく見えてなんだか不思議である。この二人だけでなく、黒田投手や澤田投手なんかもそうである。いきなり体が大きくなるわけじゃないし、野茂や吉井投手の時代はそう大きく見えなかったことから、ユニの着方やカメラの角度かなんかが変わったのかなあと思っていたけど、たしかに今のメジャーリーガーは皆筋力トレーニングで体が大きい選手ばかりである。僕が野球を始めたころの選手たちはもっとスマートで、エレガントというか、しなやかなイメージがあったんだよね。まさか皆が皆ステロイドをやっているとは思わないが、野球選手の在り方が変わったことは確実である。
 そこに逆境しているのがイチローなんだよね。パワーに頼ることなく、あくまでもしなやかに柔らかい。スタイルもスマートである。守備も走塁もなんなくこなす姿こそすごく「クラシック」なんじゃないか、と思うんだよね。記録や発言ばかり注目されるけど、アメリカ人は実はそこも楽しんでいるんじゃないか?と思ったりする。イチローの姿に「昔良かったころの野球選手」の何かを見ているんじゃないか?と思うんだよね。