鉄の女

サッチャーが亡くなったね。僕の中でのサッチャーはもちろん、フォークランド戦争を指揮した敵国の首相である。当時の僕は子供だったから戦争があったという記憶もうっすらとしかなく、サッチャー像が作られたのはあとからのことであるんだけど。鉄の女と言うフレーズ、怒ったら怖そうな顔、こちら側の若い兵隊をたくさん殺した相手国のリーダーなんだから良いイメージがあるわけもなく、よくも知りもせずに何となく好きではなかった。イギリスにはエリザベス女王がいるから女性がトップにいることが不思議ではなかったけど、女王が穏やかで物静か見えるのに対し、サッチャーはその真逆だったからやっぱり印象は悪い。

政治家としての評価は今後の歴史が判断するんだろうけど、僕の印象としては「フェミニズム」をあんまり感じさせない女性政治家だった様に思う。女性であることをウリにせず、どっちかというと男より「男らしい」女性だった印象である。普通は女性であることを武器にして利用するんだろうけど、それをあまりしかったイメージなんだよね。

アルゼンチンではどんな報道になっているのか、気になって見てみたけど、日本よりはずっと大きい話題にはなっているものの、落ち着いた感じであった。写真で特集を組んでいたり、割と敬意を示している感じでもあった。色んな感情はあるだろうけど、それだけ時間が流れたってことなのかな。表舞台からいなくなってからは、息子に対する溺愛(ダカールの事件)とか、レーガンの葬式のイメージしかない。葬式に日本からは誰が出席するのかちょっと注目ですね。

出来上がり

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Sevillanas が10周年記念としてピステを作ることになり、マーキングのデザインをさせて頂きました。今季のNFTBのピステに写真のマーキングをつけみた所、バッチリな出来栄え。このフォントも今まで使った事がなかったけど、中々スタイリッシュな感じ。大文字と小文字のバランスもいいし、今度どこかで使おうかな。

観客席

亀田の試合を見ながら、観客席に誰が座っているのかをチェックしていたら、野球帽をかぶった人が誰かに似ていた。ツイッターで検索してみたら、同じように思っている人が多かった見たいで、「ダルビッシュを意識している奴がいる」という書き込みがたくさんあった。多くの人が同じように思っていたらしい。

テレビに映るようなリングサイド席は高い。そのためセレブが陣取ることが昔から多くて、それを探すのがボクシング観戦の隠れた楽しみ方である。テレビの前で目を細めて、誰々がいる!ボクシング好きのあの人がいる!と自分の中で遊ぶだけの楽しみ方だけど。そういう人が多いから、野球帽をかぶったダルビッシュ男性に注目が集まったのかな。本人がダルビッシュのファンで、意識的に物まねをしているんだったらそれでいいんだろうけど、もしその意識が全くないのであれば何となくかわいそうである。見ていると書き込みが「ダルビッシュのつもりから、意識している、偽者、パチモノ、インチキ」となんだかパワーアップしているんだよね。その人がツイッターをやっていないことを願うばかりである。

終わらない宿題

怪我をするとどうにもブルーになってしまう自分がいる。今までもそうだったし、色んな経験をしてきた今でも、そういう部分はある。僕は大きな怪我を一つ乗り越えてきているので、その時の経験が支えてくれている部分もあるが、だからと言って完璧ではない。怪我をしたのは先週の今頃で、まだまだ痛いから長い戦いになりそうだ。今期の開幕戦はおそらく無理だろう。その次の試合が目標だが、その試合も駄目だったらまだ次がある。そういう風に考えていかないといけないことは経験から言える。こういう時って焦ってしまって余計なトレーニングをしたり、いらないことを考えてしまったりする。やりたいことは多いが、出来ることは少ない。そういう時間なのだ、多分。

怪我との対峙の仕方は難しい。正解がないしね。まだ手を出していない宿題のように、永遠に終わりそうにない。でも、そんなことは決してなく、僕の体は今も傷ついた部分に新しい細胞を送り込んでいるはず。まだまだ痛いが、先週よりは痛みは小さくなっている。いつかは治るはずで、それを待つばかりだ。

 

切り札

2020年のオリンピック招致にドラえもんがひと役を買うらしい。サッカー女子日本代表の澤穂希やレスリングの吉田沙保里に、実在しない青い猫が並ぶんだから、使えるものは全部使え状態なんだろな。ドラえもんが海外でどれほどの存在なのかはわからないが、効果は期待できるのかな。
オリンピック招致の話になるといつも思うんだけど、天皇陛下の言葉がないのが不思議だ。僕らが思うより海外における天皇陛下のネームバリューは高い。投票権を持っている人たちを天皇陛下に合わせれば、状況はコロッと日本に有利に転びそうなものなんだけど、なぜそうしないのかな。おそらく天皇を利用するのは良くない、ということなんだろうけど政治的なことではないから良いかなあ、という気もしないでもない。招致レースも終盤に入り後がなくなったとき、あるかも知れない。

MGS5

a5b70d05この間のWEEDミーティングで話題に出たことで、「怪我をすると金遣いが荒くなる」というのがあった。フットサルをやっているいい歳のオッサンたちが集まると自然と怪我の話題になる、この悲しいあるあるは置いて、僕自身足首を怪我したときにPS3を買った覚えがあり、疑いようのない真理だと思っている。同じような体験をした人は多いんじゃないかと思う。
で、その時のフットサルが出来ずにストレスでカチコチになった心をほぐしてくれたのが「メタルギア」というゲームである。ご存知の人がほとんどだと思うけど、その時僕はそのオンラインver.をやりまくったものである。夜な夜な知らない人たちと打ち合っては、じん帯の再生を待ったものである。

そして最近、最新作「5」の製作が発表された。現在では発売日も価格もハードも未定みたいだけど、今から期待が高まる。オンラインver.があるといいな、そしてその時また怪我をしないことを願うばかりだ。

ベッカム

david-beckham-PSG-2013Paris St Germain v Barcelona - UEFA Champions League Quarter Final昨日、久しぶりにベッカムの動画を見てから、今PSGではどんなプレイをしているのか気になって色々調べてみたんだけど、相変わらずの格好よさである。PSGのユニがカッコいいというのもあるけど、ベッカムは今も昔も本当にフォトジェニックな存在である。どんな角度でも映えるよね。上の写真なんかは端のほうに小さくローマ字を並べておけばそれだけで広告として成り立ちそうだ。

メッシとのこの写真も考えれば面白い。2人ともADIDASの広告塔として活躍してきたからね。メッシは今もNIKEロナウドの対抗としてADIDASのイメージを背負っているけど、なんか、ベッカムも全然まだイケるんじゃない?と思ったりする。

フランスリーグの情報は本当に少ないのが残念。PSGに日本人選手が移籍すれば全ての状況が変わると思うけど、さすがに難しいかなあ。

 

変な感じだが、納得

そういえば、イングランド代表のサプライヤーがNIKEに変わるんだよね。サッカーというものを認識してから、イングランドと言えばUMBROであった。同じように思っている人も多いだろう。それもそのはず、イングランドUMBROの関係はもう60年も続いているのだ。NIKEやADIDAS、PUMAがしのぎを削る中
「俺らサッカーの母国だし、他と同じようなメーカー着れるかよ」
という(勝手な僕の想像だけど)イギリス人のサッカーに置ける「俺たちは違うから」的な上から目線にUMBROは実に良く似合っていた。言うまでもなくUMBROはイギリス生まれのブランドである。国産ブランドで戦う代表というのは実に格好良く、ADIDASやNIKEのような巨大資本ブランドのシャツを着ているほかの国の代表とは違う場所に立っているんだよね。NIKEやADIDASから莫大なスポンサー代をもらってそのブランドのシャツを着て、世界中でそのシャツを売る。イングランドはそれらの国とは全く違う立ち居地にあり、その立ち居地はフットボールの母国たる国の誇り、まさに他とは違う「UMBRO」に良く表れていたと思う。僕の中ではイングランドはアンブロ、フランスはルコック、イタリアはKAPPA、ドイツはADIDASをまとってほしいのだが、まあ、世の中そんな単純なものではない。
僕はアルゼンチンサポーターだからイギリスに気持ちが入ることはないけど、ガスコインが泣いたり、オーウェンがとんでもない距離を走ってゴールを決めたり、ベッカムがギリシャ相手に決めたあのFKもみんな、UMBROのシャツだったんだよね。僕の世代が見てきたフットボールの名シーンに存在していたものが少しずつ無くなって行く、そう思うと何となく寂しいものだ。
これでNIKEvsADIDASにまた一つ
アルゼンチンADIDASvsイングランドNIKE
が出来てしまったなあ。

このFKは本当にすごいよね。

だいぶ良く

 昨日から今日にかけて、痛みが少しなくなってきた。負傷した日の夜は足を動かせないために寝返りが打てず、上手く寝られなかった。自力で足を持ち上げることが出来ないから、手で足を持って運ぶような感じ。少し動くだけで激痛が走るため、痛みとともに目が覚めてしまう。昨日は病院で痛み止めをもらったので、それを服用しつつ安静にしていたら大分良くなってきた。まだ動かせい範囲があり、その角度になると突然痛み出すのだが、それ以外は元気だ。痛みがなくなるまではあまり動くことが出来ないから、それがストレスになることを感じている。現時点では歩くのも難しいしね。少しずつ動かせるようになると思うけど、それはそれでやりすぎないように気をつけねば。変な話だけど、怪我も経験である。自分の体を上手くコントロールせねば。