豊かさ2

昨日の豊かさについてだが、「食べ物」となると僕は途端に興味を失う。そこそこの金額を出してイイものを食べようという発想がないのである。そもそも食べ物における良い悪いを判断できないという問題があるのだ。とはいえもう大人だし、少ないとはいえ、あちこちでイイとされるものを頂いてきた。たしかに美味しいしまた食べたいと思うものが多いんだけど、それと同時に
「これだけ高いんだから上手くて当然」
と毎回思うのである。そして次に思うのが
「サイゼリアとか冷凍食品はすごいな」
って事だよね。高くて上手いのは当然、。でも、サイゼや冷凍食品は安いのにあれだけ美味しいのだ。高い料金をとれる料理を作れるのもすごい事なのだが、あの値段であれだけ美味しいものを提供できるのも素晴らしいことじゃないか、と思うのだ。まあ、ああいう高級なレストランの場合はサービスや雰囲気や、オシャレな空気みたいなものがセットになっているから比べる事自体が間違いなのかも知れないけど。
 それにしても、冷凍食品のあの完成度はもはや反則だよね。冷凍文化がこれ以上伸びれば料理というのは生活のものではなく、好きな人だけが楽しみでやる「趣味」みたいなものになる可能性があるんじゃないか?