特別

 病院の待合室にNUMBERが置いてあって、待たされている間の暇つぶしにした。クリスチアーノ・ロナウドのインタビューが載っていたのだが、これが詰まらないのなんの。インタビュアーは常にメッシの名前を挙げながらロナウドの機嫌を逆なでしようとするし、ロナウドの方も神経質になりながら答える。そのピリピリした雰囲気が満遍なく文面に現れていてなんていうか、待たされているストレスと相まって、疲れた。ちょうどバロンドールの受賞をどっちがするかというタイミングの記事だったんだよね。
 メッシとロナウド。今も今後もこの2人を軸にこの賞は争われていくんだろう。超高度な戦いは見ものなんだろうけど、いまいちワクワクさせてくれるものを感じないのは僕だけじゃないいはず。記録的に伸ばされているゴール数もいいし、驚異的なスピードで相手を切り裂くドリブルもいいんだけど・・・。その時に思い出したのがロナウジーニョの存在、早速携帯電話で動画を検索してみた。今はブラジルに戻ってプレイしているんだよね。

相変わらずのプレイスタイルで何だか嬉しくなった。こういう「遊び心」とでも言うのか、「楽しみながら」とでもいうのか、それが何だか良くてついつい見てしまった。まあ、キャラというものがあるからメッシやロナウドと比べるべきではないんだろうけど、ロナウジーニョは「笑顔」が凄く似合うんだよね。常にイライラしていそうなロナウド、常に真面目な顔をしていそうなメッシ。本当はどうなのか知らないけど、ロナウジーニョにはフットボール選手としての特別な何かがあることは間違いない。