サナダヒロユキ

 ここの所ずっと「LOST」を見返していているんだけど、最終シーズンではあのサナダヒロユキが出演している。役自体は微妙な和のテイストを演出されていてそんなに格好いい訳じゃないんだけど、とにかく英語の発音が上手いんだよね。
 先週だったかな、地上波で「宇宙兄弟」をやっていたと思うけど、冒頭のシーンで若い俳優が英語を喋るシーンがあって、それが非常にヘタで見るのをやめてしまった。それがあっただけに、このサナダヒロユキの英語の発音っぷりは非常に格好良く写るんだよね・・。
 この「LOST」では色んな英語が登場している。イギリス人が喋る英語、アイルランド人の英語、オーストラリア人の英語。みんなそれぞれにちょっとずつ違がっていて、その違いはそのキャラを表現していたりする。その中でもサナダヒロユキの英語は癖のないプレーンな英語で、なんだか安心して聴けるのだ。
 言葉は難しいもので、母国語かの様に話したい言語があったら、ある年齢までに憶えないといけない、と言われているよね。僕が不自由なく日本語を話せるのもおそらくその年齢の中に入っていたからだろう、とも思う。だから、サナダヒロユキが淀みなく自然な発音を披露できるその裏には、とんでもない努力があったと容易に想像できる。俳優が皆そうなのか、サナダヒロユキがすごいのか、どっちかは分からないけど、さりげなくやっているだけに本当にすごいと思う。

let’s get on board

 明日のいいとものゲストがあのオザケンである。悲しい事にオザケンと言ってもわかる世代は限られているんだろうけど、テレビ出演は16年ぶりだから、大きなニュースではあるはず。
 おそらく、僕の少し上の世代がフリッパーズ・ギターやオザケン直撃世代である。僕がオザケンを認識したのは「ある光」という曲を発表した時。この曲はアルバムに収録されず、アルバム未収録曲だけを集めた「刹那」にも収録されることもなかったから、今では当時のシングルでしか聴けない、なんていうか、勿体ない曲である。でありながらも、確実に色んな人に愛されている曲でもあって、案外「好き」という人が多いんじゃないか。
 この曲の何が好きかって、それは歌詞で、曲の途中で語りの形で

「強烈な音楽がかかり 生命の意味を知るような時
誘惑は香水のように 摩天楼の雪を融かす力の様に強く
僕の心は震え  熱情がはねっかえる
神様はいると思った 僕のアーバン・ブルースへの貢献」

 最初に聴いた時は歌詞の意味は分からないし、なんだか分からないけど心を持って行かれるような、そんな気分になって、なんとか意味をくみ取ろうと繰り返し繰り返し聴いたものである。
「連れてって 街に棲む音 メロディー」
という歌詞そのままで、聴いている内に本当に連れて行かれちゃうんだよね、何かを笑。しかもこの曲、8分もあってその中でこのフレーズを何度も繰り返すものだから、不思議な空気感が漂うんだよね・・。タモリとオザケンの関係も知っている人は知っているけど、ちょっと不思議なものだし、明日は録画だな。

KEEP CALM

140013bk FCRBの春夏コレクションが発表されて、その中にこのTシャツがあった。僕がデビルパーカーで使った「KEEP CALM AND CARRY ON」がモチーフになっている。この「KEEP CALM~」はちょっと前からちょっとずつ流行ってきていて、ソニプラとかでマグカップやポスターなどが普通に売られている。僕がこのモチーフを気に入って使ったのは1年以上も前だから、僕の中では「今更?」と思わないこともないけど笑、やはりいいモチーフである。問題は、多分誰も意味を分かっていないって所である。

20140318-222627.jpgこのポスターは、イギリス政府が第二次世界大戦の初期に作ったもので、実際は使用されていない。使用されていないからホトンド誰もその存在を知らなかったのだが、2000年に発見されて以来、色んな商品にプリントされてきた。意味は
「落ち着いて、がんばろうぜ」とか「黙って頑張ろうぜ」
ってことで、押し寄せる戦争、そしてヒットラーの脅威に対する不安が現れている。王冠はもちろんロイヤル・ファミリーを表していて、当時のキングは吃音のアルバート王である。
僕がこのモチーフを気に入ったのは、このメッセージが当時の僕らにピッタリだったからである。「黙って頑張れ」というメッセージと、「頭は下げても目はそらさない」デビルくんを配置することで、僕ら姿勢を表現できると思ったからなんだよね。デザインや格好良さを求めるものいいが、やはり意味を込める事の方が大事なのだ。
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エンブレム

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久しぶりにウェアにエンブレムを圧着してみた。新しいシーズンへのモチベーションが上がりまくりなんだけど、金曜日のクリニックで左膝を捻ってしまって、今週の練習を休んでしまったのだ。そのもやもやをアイロンにぶつけるべく、新しいウェアに体重を乗せ見た。笑
 いかんせん久しぶりのアイロン付けだったけど、そこは過去にアイロンのかけすぎでマメを作ったことがある僕である。満足なデキだ。なかなか腕は衰えないものでる。やっぱりエンブレムがあるとないとでは全く違う。早くこれを走り回りたい!

 思えば、このエンブレムをデザインしたのはもう4年?5年?前のことなんだよね。あの頃、今にも生まれそうな何かを形にしたくて、そしてそれを方向付けたくてみんなと話し合いを重ねながら進んできた。このエンブレムにはその時の想いと気持ちを込めたつもりである。作った当時はここまで使うことになるなんて想像もしていなかったけど、今なお変わらない想いが封じ込められていると信じている。

いろんな意味で泣かされた1日

 今日はノブの結婚式であった。結婚式に出席する度に書いていると思うけど、自分の好きな人が周りから愛され、大事にされていることを感じることほど幸せなものはない。今回もそれを肌で感じることが出来て、非常に楽しかった。普段から僕は兄貴やお母さんと接するこもあるんだけど、いつもと違う兄貴、いつもと違うお母さんを見れて良かった。今日は厚かましくも親族控え室でずっと待たせてもらったし、席も近かったのでもはや家族顔をしていたと思う笑。ノブはいつも通りの顔でいつも通りの態度で、相変わらずクールで、袴姿は決まっていた。
ふり返ってみると彼との縁は不思議なもの。兄貴を通して知り合ったわけだが、フットサルをやっている僕らとしては彼はステージがいくつも違うスーパーな存在なんだよね。それでもなんていうか、近くに感じるというか距離感がないというか。不思議なんだけどアイツの人柄かな。
 で、いい気分のままJFEに移動。こっちでは1部への挑戦の権利を勝ち取った仲間が大一番を迎えていた。一進一退の試合、こっちも精一杯応援をしたが5-5の同点で終了。いつかの壁を再度感じた。同点は念願の願いを掴むのには足りない数字だったけど、最後まで希望を捨てずに精一杯のプレイを見せてくれた仲間に拍手を送った。なんとも色んな意味で濃い一日だった。

ペプシのCM

 オグリシュンが出演しているペプシのCMが映画並のクオリティで、かなり面白い。ビジュアルも音楽も格好良く尚かつストーリー性があって、全然CMっぽくない。ロード・オブ・ザ・リングっぽいという人がいたけど、ロングバージョンを見た感じでは「かいじゅうのいるところ」の方が近い感じがする。唯一問題があるとすれば、それは最後まで見ないとペプシのCMであるってことに気づかない所かな。
 と思っていたんだけど、テーマそのものがペプシであると言えるよね。最後に文字で出るように「自分より強い~」の部分は、常にコカ・コーラと戦ってきたペプシそのものである。ということは「強い鬼」がコカ・コーラであるって事になるのか。ペプシは今までCMでコカ・コーラに何度も噛みついて来たから、これもその新しいバージョンなのかも知れない。でも、鬼のビジュアルがすごーく格好イイんだよね。続編に期待。

マジスタ

nike-magista-obra_6いつかは来るかも、と思っていたけどついに来そうだ。ハイカット、ミドルカットのサッカースパイク。次のワールドカップでこれがデビューしそうなんだよね。アッパーはナイキスキン採用で、今出ているヴェノムみたいな感じなんだろうけど、特徴はなんと行っても足首まで包んでいる所である。思えば、サッカー選手は足首をテープで固定しているから、足首までを包んでもそう邪魔にならないのかも知れない。思うのは、何で今までなかったんだろう、ってことだよね。ま、答えは多分シンプルで「その必要がないから」だろうけど、なんとなく新しい発想がもたらす結果が楽しみだ。しばらくしたら全てのスパイクがこうなったりして。

名前の付け方

 スーパーで見かけた牛乳の商品名が
「みなさまのお墨付き牛乳」
だった。そんなお墨付きを与えた憶えは全くないけど、とにかくそいう名前であった。グイグイ来る商品名だなあ、攻めてるなあ、と思ったら今度はそのちょっと横に
「おいしい牛乳」
というのがあって、こっちはこっちでシンプルながらすごい事を言っているなあと、関心してしまった。
 そしてコンビニのパンで最近好きなのあるんだけど、「もちっとチョコ」という名前である。名の通り、もちっとしている触感が魅力なんだけど、ちょっと買うのが恥ずかしかったりする笑。たしかにそのタイトルはそのパンの特徴を良く表していて分かりやすい。ふんわり食パンとか。よく考えたら「ガリガリくん」もその類か。これが進めばいつか名前に動詞が入ったりして、タイトル=説明、ってことになるのかなあ。こういう、変わったタイトルを集めるの楽しいかも。

外から見れば

3.11以降からなんとなく違う違う認識を持つようになったのは、「世界の中での日本」についてである。もちろん、「日常は実はありふれたものではない」とか「当たり前にあるものは当たり前ではない」とかというのもあるけど、災害にあった日本に対して各国が行ってくれた支援を通して、世界の中における日本の立ち位置が何となく見えてくるものである。大国からの支援はもちろん嬉しいんだけど、お世辞にも裕福とは言えない小国からの支援もたくさんあったんだよね。サモアが820万円、トンガが900万とか、もはや金額の問題ではなく、
「とりあえず今出来ることを・・」
という気持ちが伝わってくる行動だったのである。もちろん、国際関係にこんな美しいだけの話はあるはずがなく、義捐金も外交の中での1つなんだろうけど、それでも多くを持たない者の精一杯の施しにはハッキリとした善意を感じる。日本は不思議な国で、メディアなどで「自国がいかに駄目で、周りから嫌われている国であるか」を盛んにアピールしてくれるけど(アメリカみたいにアメリカ最高!となるのもどうかと思うけど)角度を変えてみれば見えるものも違うんだよね。国と国の関係は突き詰めれば人対人になるわけで、直接的な被災者じゃない僕でもこの国々の恩を受けている事になる。と言うことは、日本の国民はみんなそうってことか。
はっきり言ってその国のことは何も知らないし、今後の人生の中でその国を訪れることもないだろうけど、その国の名前を聞いたときに、
あ、あの時に支援してくれた国だ
という認識を持つだけで多くのことが変わるんじゃないかと思う。

気持ちは悪いけど

 浦和の「ONLY JAPANESE」の横断幕の件があんまり大事になっていない。どこも火消しにかかっている感じがして、なんだか気持ちが悪い。もし、本当に差別的な意味での横断幕だったとしたら、それこそどこかのアノ国と同じことをしている事になるわけで、非常に格好悪い。レッズやJリーグのみならず、日本のイメージにも影響してくる問題である。
 黄色人種の日本人は世界から見れば少数派になるわけで、どっちかといえば差別を受ける側、になることが多いと思う。その意味を知っているからこそそういう事をして欲しくないし、正直以外である。サッカーが政治的、思想的なものとの親和性が高く、そういうものに利用されがちなスポーツではあるんだけど、なんでそういう事をするかなあ・・・。非常に残念である。
 こういう時に大声で「差別は良くない」とか「差別反対!」と叫ぶには非常に格好悪いし、イタイと思うこともあるけど、こういう時だからこそ正義を振りかざすしかないんじゃなのかなあ、と思う。大声で「差別、格好悪い」、「差別、しない、させない、許さない」みたいな感じで、ダサいポスターのコピーであっととしても、誰もが言える様にならないといけないのかも知れない・・・。