燃えていた

 都内に向かう途中、渋滞でノロノロ運転をしていた。この時間はやはり混むのか、なんて思いながら反対車線に目を向けたところ、真っ黒こげになったトラックが止まっていた。その後ろには救急車や消防車やパトカーが列をなして停まっていて、その数から事件の大きさを想像させられた。見事な黒こげ姿は火の強さを連想させ、何があったのかだろうとちょっと不安になった。他の車の姿などはないことからおそらく車同士の事故ではなく、トラックから単独で火が出たのだろう。反対車線での出来事がながらちょっと怖くなってしまった。そのトラックのおかげで下り線は通行止めになっていて、おそらく多くの人の予定が狂ったに違いない・・。
 家に帰ってからニュースを検索してみたらまさに炎上中のトラックの映像がみつかり、やっと事件の概要を知ることが出来た。30代の運転手は無事に逃げており怪我はなかったようだ。が、どこにも火災の原因は報道されておらず、トラックと火の関連性は把握されていないようである。いきなり火が出るなんて、ちょっと怖いよね・・。車が燃える瞬間なんて普通は見ることはないけど、想像よりもずっと残酷で怖い姿だった。