遺伝子検査

アンジーの大決断で話題になっている遺伝子検査。遺伝子から自分がなりやすい病気を調べて、前もって手を打つ方法で、アメリカでは割と普通にやっているらしいね。自分の遺伝子を調べるわけだから、なりやすい病気やアルコールに対する耐性なども分かるという。なんだか夢のようなものだという気もするし、すごく怖い気もする。自分の設計図を覗き見するのはなんだか不自然な気がするんだけど、この気持ちはどこから来るのだろうか。良く映画や漫画にある
「自分の未来を知ってしまうのは幸福なことではない」
という価値観から来るものなのかな・・。

それにてしも、キリスト教の国でアンジーの行動がそれほど賞賛されるのは不思議である。きっと反対する人もいるんだろうけど、正直その人たちの気持ちもわからんでもない。感がえ方が古いのかな。

セナ、ホンダ、マクラーレン

F1は全くの門外漢の僕。ホンダの復帰の何が凄いのかイマイチわからないし、そこにマクラーレンがくっつくとどんな意味が生まれるのかもわからない。そこにセナの匂いがするのは何と無くわかったけど、もっと言うと、なんで日本人はそれほどセナを愛したのかもわからなかったんだよね。で、ちょっと勉強してみたらなるほどなーと思った。

そんな気はなんとなくしていたけど、F1の世界はオリンピックのそれと同じで、ヨーロッパの貴族社会の延長にある。表には出ないが、有色人種に対するアレコレとがある様で、ブラジル人であるセナも色々と苦しめられたらしい。排他的な世界の中でセナにはレース以外にも戦う相手がいたのだ。セナは差別に立ち向かい、それに勝ったヒーローという側面があるのだ。僕はそれを全く知らなかったが、これでセナの魅力を知った気がする。

セナはまた親日家として知られていたんだよね。F1における日本の存在はどういったものかは分からないけど、同じ有色人種としての想いはどこかにあったのだろうか。

ベッカム引退

2010年にベッカムがアキレス腱を断裂した時、そのまま引退するんじゃないかと思っていた。当時、ベッカムはメジャーリーグサッカーのオフを利用してミランにレンタル移籍をしていた。代表として2010ワールドカップになんとしてでも出場したいという思いからの選択であった。その時のベッカムはすでに34歳、おそらくラストチャンスであった。代表にかける思いが強いのはどのサッカー選手も同じだが、コンディションを保つため、アピールをするためにオフ返上でプレイする選手はどれほどいるのだろうか。が、そんなベッカムの思いとは逆に、W杯の3ヶ月前にアキレス腱を断裂してしまう。復帰はどんなに早くても8ヶ月・・・。日本のサッカーファンの頭の中に
「2002の時、空気カプセル骨折治していたよね?」
「今回もどうにかならないのかな?」
と思った人もいたことだろう。が、怪我はそんなに甘くはなかった。熱望しながらも届かない思い、そして年齢。足も痛いだろうけど、それ以上に心も痛いはず。その時点では現役を続けるよりも、辞める方が自然だったのかも知れないけど、ベッカムはサッカーを諦めずに6ヶ月で復帰しギャラクシー、PSGとプレイし、ついに引退を迎えた。ニュースを見ただけだけど、カラっとした実に爽やかな感じで引退を語っていて、なんだかベッカムらしいと思った。
「先輩達に、その時が来ればわかるよと言われていた。今がその時」
という言い回しも面白い。

僕の世代はみんなベッカムが好きだろうけど、僕もご多分に漏れず好きである。何が好きって、あんなに上手いのに「天才っぽくない」所である。なんていうか、天才プレイヤーに見られるような「良いときはすごいんだけど、ダメな時はいないも同然」みたいな波の好不調がなく、常に真摯に一生懸命走っているそのプレイスタイルがいいんだよね。メディアで報道される派手な私生活やゴシップから想像されるものとは全く違う。右利きであるって所もなんか「普通」で良いんだよね。

ベッカムのことだからメディアは離さないだろうし、今後も露出はありそうだけど何となく寂しい気持ちはあるものだ。今期をもってロベカルやオーウェンも引退するらしい。一時代が終わったかな。

知らなくていい事も、あったりする

朝から整形外科に出頭。怪我をしてからある程度時間が経ち、未だに痛みがなくならない原因を探ってもらった。レントゲンを見た感じでは骨に異常はやはりない。さらに、痛みの箇所は特定しにくく、
「こう動かすとこう痛い」
と言う事を説明しても、理にかなる説明はない様だ。こうなったらMRIなんだけど、やった所で治療方法は変わらないしなあ、なんて言われ、もう少し様子を見る事を進められた。結局原因はわからず。が、わかったとしても時間を置く以外に手はない…。まあ、こうなる事は予想出来ていたけど、痛みがある箇所とは全く関係ない所に骨の欠けの疑いがある箇所が見つかってしまった…。まあ、痛みも違和感もないので大した事はないんだけど、ややショックではあった・・。これは体を鍛えるまえに精神を鍛えないと駄目だな。

風の前の塵に同じ

Jリーグの20周年、懐かしい映像がたくさん見れてなんだか嬉しい。たった20年なんだけど、それでも昔の映像には古い映画を見ているような古めかしさがあって、ノスタルジックだ。

昔の映像を見るだけで、日本のサッカーは強くなったと感じる。技術的なものはもちろんだけど、昔の選手って口で息をしていたりするもんね。

思い出すのは、ドーハのあの得点を喰らった時、誰も立てなかった事。今の代表にはそういうモロさや弱さは見当たらない。どんな時でも最後まで戦う、そういう文化は出来上がっているのかな。

度々流されるヴェルディのマイヤー選手の記念すべきJリーグ第一ゴール。マイヤー選手はあの後、どうなったのだろう。そして20年前は他を寄せ付けないスターチームだったヴェルディもJ1にはいない。強くなるのも難しいが、強くあり続けるのはもっと難しい。それがこの20年で一番見えた事かな。諸行無常の響きあり、だ。

ランニング

20130514-204940.jpg怪我をしてから何だか体調が下降気味で、連休の間にはついに熱まで出してまった。これは運動をしていないからじゃないか?という思いが自分の中でどんどん大きくなってしまい、ランニングをしてみようと思い立つ。体の面では関係なくても、普段行っていた運動が出来ない状態というのはストレスに繋がっているはず。これはもう、走るしかない!僕は走ることは好きじゃないけど、今の状態なら体さえ動かせればなんでもOK!笑

足の具合からして、来週ぐらいからはじめようかと思ったんだけど、我慢できずに今日走ってしまった。NIKEのアプリをダウンロードして、これを使いながら走ったんだけど、結構楽しい。時間が経つたびに今までの走行距離とかかっている時間、平均タイムを喋ってくれるんだよね。音楽もシャッフルでかけてくれるし、気分よく走れる。細かく設定をすればもっと自分にあったものが出来るんだろうけど、使いながら覚えていきたいと思う。

残念ながらちょっとスピードを上げたらすぐに足が痛み出し、1キロ半ぐらいしか走れなかった・・。それでも少しは気がまぎれたかな。
上の画像は走ったコース。これはちょっと面白い。

くまもんとゆるキャラ

くまモンのテディベアが発売されたニュースに複雑な思いを抱いた。受付を中止するほどの取り合いになったそうで、オークションなどではすでに転売が始まっているという。定価が三万ってところで既に面白いんだけど、これはもうゆるキャラとは呼べないよね。

ゆるキャラというのは、市町村などが作ったマスコット達の隙というか、ユルさを面白おかしく楽しむ、限りなく悪意や皮肉を込めたネーミングなんだけど、クマもんに代表される最近のゆるキャラは完成度が高く、もはやユルさは見当たらない。明らかに商売を目論んでのデザインだしね。本来のゆるキャラは3D化されることすら想定していないから、ぬいぐるみを作ろうと思ったら大変だったとか、いびつな形の変な物が出来上がったとか、そういう話がたくさんあって、そこが面白かったんだよね。それこそ一般公募から集まったデザイン、市長がかってに作ったデザイン。その完成度の低さがいいところだったのに、幅広い層に間違いなくウケるデザインはもはやゆるキャラとは呼べないのだ。で、そこに出てきたのがフナッシー。掟破りに喋ったりもするその在り方はもはやゆるキャラかどうかもわからないけど、何かを壊してるところがいいよね。

ゆるキャラというものを作ったみうらじゅんはどう思っているのかね。定義が変わった「ゆるキャラ」。いまこそ商売になるのに。

残念

2戦目を迎えた我がWEED、勢いでも気合でも押され、残念な敗戦となった。相手にも押され、開場の暑さにも苦しめられ、終始かみ合わずに時間だけが過ぎ終わってみれば敗戦。非常に悔しいですが、切り替えていくしかない。シーズンはまだこれからだ。

2戦目

明日は今期の県リーグ2戦目。私と言えば・・、まだ復活出来ず。それどころか前日の熱の影響がまだあるのか、体調がイマイチだったりする。が、ここを超えれば光が見えてくるかな。きっと我がチームも同じ。明日の試合を超えられれば新しい風景と道が見えるはず。みんなに期待だ。

 

china ver.

今更だけど、アイアンマン3には中国のみで上映される中国ver.があるんだよね。観た後にこれを知った僕は、映画の中で出てくる星条旗ペインティングをしたスーツが、もしや中国カラーになっているんじゃないか?と「自国バージョンだけ作る」その格好悪さを笑ってしまったけど、それと同じぐらい、いやそれ以上の改ざんをしているんだよね。

映画の最後のほうで、トニー・スタークが全ての原因になっている心臓近くの破片を取り除くシーンがある。普通ver.では手術冒頭のシーンだけ映りすぐに次のシーンになるんだけど、中国ver.ではなんとその破片を取り除くのは中国人の医師であり、中国の有名女優も看護士として映るのだそうだ。普通ver.に比べ手術シーンに長い時間を割いているらしい。実はアイアンマン3は中国資本で作られた映画であり、そういう意味ではアメリカ映画ではなく、中国映画なのだ。どうしても中国への目配せが必要なのだ。それだけでなく、人口からして中国マーケットは魅力的なんだろね。が、だからと言って結構印象が変わってしまうシーンを挿入したり変えたりするのはどうなのだろ。
と言うわけで、一番可哀想なのは中国の観客。知らない内に違う物を見せられてるんだから。海外に出た時に、
「あのシーンはさあ」
見たいな話になった時に違和感を感じるに違いない。笑
でも変な話、こう言う、その国の俳優を出して話題作り、って今後増えるかも知れない。実際当たっているらしいし、こうなったら日本でも十分にありそうな話だ。日本の俳優がハリウッド進出を果たすと大きな話題になるのは毎度の事だしね。