ザ・シークレット・フットボーラー

2469c9a869d862ef837344d82cddf77eフランス行くのに13時間も乗っていたんだから、広島までの4時間なんて余裕だろ、なんて思っていたけど、身動きの取れない時間というのはやはり苦痛である。ということは分かっていたので、あらかじめ用意したのはこの本である。

【ザ・シークレット・フットボーラー】

すべて話そう、プレミアリーグの真実について――
世界で初めて語られるフットボール界の裏側

イングランド・プレミアリーグでプレーする現役選手が匿名で綴る、
知られざるサッカー界の内実!
その衝撃的な内容に、著者の正体を暴こうとするウェブサイトまで
作られるほどの話題作が、いよいよ日本上陸!

移籍、ボーナス、監督論、スター選手の客観的な評価、
メディアとの関係……匿名だからこその赤裸々な告白が満載!

紹介文の通りの内容である。こういう本があることも知らなかったし、こういう文章が書けるサッカー選手がいることもまったく想像していなかった。僕がもっとプレミアリーグについて詳しかったら、きっと自分のなりの推理で著者はあの選手に違いない!という視点が持てたのに・・・、なんて思うとちょっと残念な気持ちだ。

この本を読んだ限りだと、プロサッカー選手の世界は期待通りに狂った世界で、トップ選手ともなれば完全な特権階級の様だけど、やはりお決まりの黒い裏側もあるようで実に面白かった。金と名声と欲望の世界に迷い込む展開はある意味では古典的だけど、それを覗き見るのっていつだって面白い笑。おススメです。

イメージ

広島の観光部分のあまりの清潔さにビックリした。無理やり探せば汚い所はあるんだろうけど、場所が場所だからかみんなゴミは捨てない。外国人は多かったが、どこにでもいる韓国人や中国人はみかけず、とにかく白人が多かった。そして誰もが大きなカメラを首から下げていた。観光先で首からカメラを下げているのは日本人のイメージだと自嘲的に思っていたけど、白人の方が絶対に多かった。みんなそろって短パンにポロシャツ、スニーカーにカメラそしてサングラス。女の子はタンクトップに帽子。面白いぐらいに同じであった。

平和資料館を訪れる白人達の国籍までは分からなかったけど、その中にアメリカ人がいたら、どんな思いで観ているのか是非とも話をしてみたかった。スペイン語やドイツ語の人が案外多く、英語はあまりなかったからいなかったのかな。自分の国の蛮行を知ったとき、人はどう受け止めるのか。

以下、いろいろと写真
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資料館の展示物はどれも有名ななのか、あちこちで見たことがあるものが多かった。その中でも目についたのがこれ。あの有名な黒い雨が染み込んだ跡である。

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厳島神社の有名な例の鳥居
非常に綺麗なのだが、水位がこれぐらいの時に、水上バイクで鳥居の間を奇声をあげながら走っているカップルがいて、僕を含めた多くの観光客が「バチがあたるね」と思ったものである。
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ライトアップされた鳥居。夕方から朝にかけて潮が引き、歩いていけるぐらいになっていく。
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夜の厳島神社。
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夜の宮島の参道
島の夜は早く、17時過ぎには店が次々としまり、このように人がいなくなる。これはこれで風情があっていい感じ。

ボリショイ

休みの締めとして、ボリショイサーカスを観覧。サーカス自体初めての体験で、感動しました。実際に自分の前で起きているものには圧倒的な説得力があって、なんていうか、抗う事もできずに心を持って行かれる、そんな感じであった。
向こうではジプシーに対する差別みたいなものがあり、子供をさらうと言われていたんだよね。興行を終えたサーカスが去った後、町から子供が何人かいなくなっている、みたいな都市伝説もあって。もちろんそんな事はないんだけど、ロマ(ジプシー)が嫌われているのは事実。フランスでも、スリなどを行うことから気をつけるようにと再三言われたものだ。

そういう話を思い出して開演を待つ。実際始まってみたら、どの国のどの文化にも受け入れられるように調整されているなあ、なんて思ったら最後の方で馬を使った素晴らしい演目があって、移動する民族であったロマ文化を垣間見えることが出来た。しかもこれがすごい格好いいんだよね。まあ、実際にボリショイがロマ文化を次いでいるかどうかは不明だけどね。

演目と演目の間に場の空気を整えるピエロ、ジャグリング、空中ブランコ、どれもまねの出来ない素晴らしさだし、「今この場、目の前で」起きている事に大きな説得力と迫力があった。それから、当たり前の話かも知れないけど、失敗しないんだよね。空中ブランコなどは見てるだけでドキドキもので失敗してもらっちゃ困るし、ジャグリングではかなり客席の近くまで投げているから、失敗したら客に怪我をさせる可能性もある。どの演目にもそういう緊張感がみなぎっていて、ついつい引き込まれちゃうんだよね。間に15分程度の休憩があるけど、運営側のためのものではなく、客の力を抜くための休憩かも知れない。

というわけで、初のサーカス観覧はかなりの満足である。いきなり会場が暗くなって、スポットライトが点り、一気に非日常が始まるあの感じ、いいね。

 

 

久しぶりに

今日はフロリ創成期メンバー何人かと、セビボスと久しぶりに食事。特に黄色いケルメのあいつとは6、7年ぶりの再開だったが全く変わっておらず、間に流れた時間を全く感じなかった笑。よく言われることだけど、長い間会っていなくても会った瞬間にその時に戻れる、というあの感覚は本当で、空気感というか雰囲気は中々変わらないものである。

10年前の出会いが未だに続いて何だか不思議な感じがするが、そう普通にある事でもないのかも知れない。近況報告や懐かしい話に花が咲くなか、今まで過ごした時間も愛おしいけど、今後もこの関係がもたらしてくれるであろう時間に思いを馳せた夜であった。

はだしのゲンの閲覧規制

なにやら松江市の全小中学校で、先生の許可なく「はだしのゲン」を読むことを禁じていてらしいね。理由は「表現が過激だから」らしい。

実は僕も子供の頃に「はだしのゲン」を読んで気持ちが悪くなったことがある。運が良いのか悪いのか、初めて読んだのはカラー版であった。崩れた家の木材が頭にささって、そこから出血しているシーンがすごくショッキングだったのを忘れることが出来ない。コマとかストーリーとかは思い出せないんだけど、その絵が持つ残酷さが記憶に残っているんだよね。

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広島でちょうど原画展をやっていて、運よく見ることが出来た。子供の頃の怖さが頭の中をよぎったけど、残酷描写なら今の映画のほうがすごいし、さすがに気持ち悪くはならなかった。あれから一度も読み返したこともないから、新鮮に見ることが出来た。興味も湧き、全巻揃えたいなあとも思ったりする。これを規制すべきだとは思わないし、読むものを子供に選択させることも教育の一つだと思うんだよね。

世の中には色んな本があって、選ばないといけない事を知るのも大事だと思う。こういう規制って前例を作ってしまうと、次から次へと来そうだ。こっちから歩み寄って手を差し伸べたら、肘まで持っていかれる、みたいな。それとも実は作品そのものではなく、政治的な思想が裏にあるのかな。2222

発見

20130815-115019.jpgもちろん、海外に行ったときのような目新しさは無く、街並みは同じである。夜、広島駅を降りたときはその暗さと、きな臭さから仁義なきの世界を少し考えたけど、どこもかしこも綺麗であった。特に原爆ドーム周辺はごみひとつ落ちていなくて、非常に綺麗だった。資料館で焼け野原になった広島を見たけど、この町はあそこの時点で一度更新されているのだ。

唯一違いを感じたのは路面電車かな。実際便利な上、安い。運転していたらまた違う感想かも知れない。

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20130815-114912.jpgドリンク的にはこの二つ。特にこのスイカスムージーは美味しかった。宮島コーラは色が赤い事もあり、コーラとは言い難い感じ。さわやか広島コーラというのもあったけど、買い逃した。

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でも、一番の発見はこれかな。どうやら宮島にはadidasのパロディー商品の波が来ているようで、この二品は一番目立つところにおかれていた。もちろん、Tシャツも揃ってました。笑

アジデス、アイデス。どっちもありだな笑

 

 

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錦帯橋

移動して鏡帯橋を見に行く。北斎も書いたあのアーチが連なる橋である。橋もすごく良かったんだけど、橋下を流れる清流で大勢の人たちが水浴びをしていて、こっちも靴を脱いで水浴びをした。

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20130814-211205.jpg川底は思ったよりヌルヌルしていたけど笑、着替えがあってひとがもっと少なかったら飛び込んでいたに違いない。

広島観光

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20130814-130639.jpg今日から観光。とりあえずはベタな所から行って見る事に。原爆ドーム、資料館である。僕のメインはこの二つで、アメリカに行ったときに見たアメリカ側からの原爆、日本から見たときの原爆、この比較をしたかったけど、どうもずれているというか、同じ土俵に上がってない感じで比較は上手く行かず。展示物はどれも興味深かったが、期待していたのとはまた違くてちょっとガッカリ。原爆の悲惨さを伝えるのはすごく大事だと思うけど、当時の様子や復興までの道のりを知りたかった。

新幹線の中

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広島に向かっています。今新幹線の中で、京都を出た所です。先はまだ長いが、そろそろ新幹線の席にも飽きてきました。
広島はずっと行きたかった場所でしたが、いつも距離を理由に見送ってきた場所でもあったりする。地球の裏側まで行っても、国内の距離はまたちがうんだよね。
真っ暗だから外の景色は楽しめないけど、気分は日本政府に隠れて夜行列車に乗り込み、広島を目指したゲバラである笑。明日からの観光が楽しみだ。

コスプレのあれ

今日の朝のワイドショーで、コミケでコスプレをしていた人たちが紹介さていたけど、異次元の世界過ぎてちょっとクラクラしてしまった。普段の生活では、ああいうオタク人種はマイノリティであると思っていたんだけど、あの人数を見るともはや少数派とは言えないんじゃない?人数は別として、あのパワーというかまとまりというか、元気感はすごいよね。あの暑さの中でいつ倒れてもおかしくないようなコスプレをしている人たちまでいて、その根性にびっくりである。でも、好きでしょうがない事に命をかけているところにちょっと好感がもてるよね。漫画やアニメのオタクなんていうと負のイメージを抱きがちだけど、持たれている印象よりも元気な世界に見えた。

知らない世界であるだけに怖い気もするけど、なんだかすごく楽しいんじゃないか?周りから「アニメオタク?ちょっとねえ・・・」なんて言われ、思われていることも楽しさをよりアップさせているに違いない。なんかずるいぞ。