燃えていた

 都内に向かう途中、渋滞でノロノロ運転をしていた。この時間はやはり混むのか、なんて思いながら反対車線に目を向けたところ、真っ黒こげになったトラックが止まっていた。その後ろには救急車や消防車やパトカーが列をなして停まっていて、その数から事件の大きさを想像させられた。見事な黒こげ姿は火の強さを連想させ、何があったのかだろうとちょっと不安になった。他の車の姿などはないことからおそらく車同士の事故ではなく、トラックから単独で火が出たのだろう。反対車線での出来事がながらちょっと怖くなってしまった。そのトラックのおかげで下り線は通行止めになっていて、おそらく多くの人の予定が狂ったに違いない・・。
 家に帰ってからニュースを検索してみたらまさに炎上中のトラックの映像がみつかり、やっと事件の概要を知ることが出来た。30代の運転手は無事に逃げており怪我はなかったようだ。が、どこにも火災の原因は報道されておらず、トラックと火の関連性は把握されていないようである。いきなり火が出るなんて、ちょっと怖いよね・・。車が燃える瞬間なんて普通は見ることはないけど、想像よりもずっと残酷で怖い姿だった。

手術痕

 最近どうも、2年前ぐらいに切った背中の傷がうずく。なんか字面はカッコいいけどそんないいものではなくて、痒いような痛いような、なんだか座りの悪い、収まりの悪い気持ち悪い感じがするのである。少し前に膝を手術したスーザンも
「切るとやはり体が変わる気がする」
と言ったのを思いだして、これがそうか!なんて思っている。
 僕の手術は脂肪の塊をとるもので、切ったのは皮膚だけである。その下の肉や筋肉組織には触れていないから限りなく軽いものであった。鏡で自分の背中を見ても線が一つ入っているだけで、言わない限り誰も手術痕だなんて分からないレベルだけど、やはり体は元には戻らないってことなのかなあ。もう2年も経つし、これ以上の回復はないだろうし、こういうものなのかな。もっと大きな手術をした人なんてゴマンといるだろうけど、皆同じだろうか・・・。

USJハリポランド

 非常に恥ずかしいのだが、正直、行ってみたいよね、USJのハリー・ポッターランド。真夏なのに雪解けシーズンの世界観演出はちょっと残念な気がするので、出来れば真冬がいいんだろね、気分的に。

 皆何を期待して行くのかは人ぞれぞれだろうけど、僕は毎度ここで書いているようにあの世界の暗さを体験してみたい。なんならお化け屋敷に近いテイストでもいいから、あの世界のどうしようもなさとか、絶望感とか、終始不安感漂う感じ?を再現して欲しいよね。常にヴォルデモートの影に怯えている感じとかね。ニュースを見る限りではそんなことはなく、テーマパークらしく楽しめる部分だけを再現していそうだけど、実はある所を見ると胎児状態のヴォルデモートがいるとか、ドビーの墓があるとか、そんな演出があったらいいなあと想像している。

NIKE vs ADIDAS

MAN Uが15-16シーズンからADIDASにサプライヤーを変更する。MANUに対してNIKEよりも高い金額を出すわけだから、シャツがまだまだ売れる人気チームとしての評価がMANUにあるわけだ。そのシーズンにまだカガワ選手がいるかどうか微妙なところではあるが・・。MANUが変わるって事は浦和レッズもADIDASになるのかなあ。気になるところだ。

今回の大会ではオランダの敗北とともにNIKEのワールドカップは終わり、ADIDASの一人勝ちになってしまった。決勝もADIDAS対ADIDASだったし、MVPはADIDASの広告塔のメッシある。代わりにNIKEのアイドル、ロナウドは早々に敗退し、特別なカラーリングのシューズを用意してもらったネイマールは怪我で大会を去った。面白いのはネイマールを怪我させたスニガはADIDASの契約選手であること、決勝戦で唯一のゴールをあげADIDASワールドを終わらせたゲッツエはNIKEの契約選手だったことかな笑。

NIKEもADIDASも頻繁に動画やメッセージをアップして互いを牽制していたよね。特にADIDASは試合後とにメッセージをこめた動画や画像をアップしていたし、NIKEは終了後すぐにゲッツエの動画をアップした。これはこれで面白いんだけどね。ADIDASがFIFAの公式スポンサーである時点ですでに勝負が付いている気がするが・・。がそれでも気を緩めないのがADIDAS。93d49b90-0ada-11e4-bdc9-f7b1a0ae6007_452102064この写真、かなり衝撃的なんだよね。決勝戦を観戦に訪れたベッカム一家なんだけど、なんとベッカムの子供たちがアルゼンチンのユニを着ているのだ。イギリス人がアルゼンチンのユニを燃やすことはあっても絶対に着ることはないと思うんだけど、普通に着ちゃっているんだよね。ベッカムはメッシの前のADIDASの顔だから、NIKEになった母国のユニを着るわけには行かなかったのかなあ。

終幕

4年に一度のワールドカップもこれで終わり。すごく熱心に見たわけじゃないけど面白い試合もあったし、振り返れば噛み付き、チーム内喧嘩、八百長疑惑、色々とあった大会である。ネイマールの怪我、ブラジルの大敗、開催国としてのブラジルを中心に回った大会ではあったけど、チリやコロンビアやアメリカなど、面白いチームを発見できた。皮肉なことにササッと日本代表が姿を消してから大会の熱が一気に上がった気がするだけに、やっぱり決勝トーナメントへの進出はある程度の満足感を得るための最低ラインであることを再確認できた。

今回の大会で気になったのは「みんな良く泣くなあ」ってことである。特のブラジルの選手に顕著に見られたような気がする。ほかの国の試合を全て見ているわけではないから分からないのだが、昔からそうだっけ?勝っても負けても、戦う前に、戦ったあとにも泣いている選手がクローズアップされた。日本代表の選手たちもインタビュー中に感極まって席を立つシーンもあったよね。昔からそうだっけ?国を背負うプレッシャーは計り知れないものだし、どこかの場面で感情を爆発させることはあるんだろうけど、こういうシーンはあまり見たことがない気がして新鮮というか、不思議に映った。ワールドカップってやっぱり特別なのか。

連敗

連敗を喫してしまった。チームを去っていく@9のために必勝の思いで挑んだ試合だったが、またもや結果は出ず・・。毎度のことだが、勝つのは本当に難しい。中断までに残された1試合、全身全霊で行く。

T

4165497_8_D_500。x-girlの子供服を見ていたら、映画の「グレムリン」とコラボしたものがあって、前面にギズモの写真と共に「扱いに注意」というフレーズがプリントされていた。子供に対して「扱いに注意」というメッセージが面白いのとデザインが良い感じだったとこともあって、ついつい大人物がないかチェックしてしまった笑。大人ものあったら欲しいなあ、これ。

で、思い出したのだが僕、映画もののTシャツ好きなんだよね。映画を題材としたTシャツってけっこうたくさんあるんだけど、公式ものはイマイチだったりする。ポスターを印刷しただけだったり、映画の宣伝としての立ち位置で作ったものだったりと、凝ったデザインのものは実は少ないのである。その逆で、非公式なものやアパレルブランドが作るTシャツは、その映画の意味合いをも拭くんだちょっと捻ったデザインになっていていいものが多いんだよね。特に映画が公開されてからずっと時間がたったものにはその映画に対する評価や気持ちみたいなものが良く見えるんだよね・・。

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そしてこれが僕の映画Tシャツたち。ゾンビーランド、グレムリン、ジョーカー、バーバレラ、ランボーである。アメリカで買ってきた「ゴースト・バスターズ」失くしちゃったんだよね・・。もったいない。

PK

 PK戦で負けるには嫌だけど、PKで勝つのもどうもスッキリしないなあ。まあ、オランダ人視点から見ればどんな形でも勝ちあがりたかったろうけど、やはり得点を入れての勝利が最高なんだろね。1本目で外してくれたからそんなに緊張することもなかったし、5本目を蹴ることなくあっけなく終わったから120分はなんだったんだ!と思わないこともない笑。目に付いたところと言えば、メッシさんの動きのなさ。ほかのFWが前プレをかけて出しどころをつぶしているのに、メッシさんが連動しないものだから無駄に終わる場面が多い。相手が近くでボールを保持していても何にもしないし、見方がボールを保持していていも同じ。チーム内での特別扱いにもほどがあるんじゃないか?と思ったけど、ボールを触ると決定的な仕事をするものだから、文句が言えないんだよね笑。ブラジルがネイマール中心だったようにアルゼンチンはメッシを中心に回っていて、それがいいか悪いか意見が分かれる所だけど、メッシがいたらメッシを中心にチームを考えない、という選択肢はないよね・・。とにかく決勝戦が楽しみだ。
 それから、ヒーローになったアルゼンチンのキーパー、スパイクを真っ黒に塗りつぶしていたね。おそらく現在契約しているメーカーとの契約が切れていて、新しいサプライヤーを探しているのだろう。NIKEの蛍光イエローとADIDASの変な模様のスパイクばかりのこの大会の中で、真っ黒はすごく新鮮に映る・・。

ワールドカップ面白い

 ブラジルの大敗。優勝を義務付けられた中でのこの終わり方。決勝で1点差で負けるとかPKで負けるとか、ライバルのアルゼンチンに負けるとか、数ある負け方の中でも一番予想できなかった終わりかただろうけど、ある意味あきらめがつく幕引きなんじゃないかと思ったりする。エースを失い、精神的支柱も失い、潔く跡形もなく散ったとは思えないだろうか。まあ、ブラジル人はきっと消化できずに4年後までに引っ張ることになるだろうけどなあ。
 普段はサッカーを見ない僕だけど、ワールドカップの試合は面白いななんて思ったりしている。ユーロや各国リーグでの試合の方がサッカーとしてのレベルが高い、と良く聞くけど、祖国のシャツを着ている男たちの気合の入りっぷりには惚れ惚れする。目を閉じ、国歌を大声で叫ぶかのごとく歌う姿。そこに純粋なナショナリズムの何たるかを感じるわけじゃないけど、自分の国を愛すことには意味があるんだってことを感じさせられるんだよね・・。彼らのほとんどはプロの選手で仕事場では同僚だったりするし、普通の人の何倍も稼ぐ人たちなんだけど、それでも自分の商売道具である体を投げ出しでも守りたいものが国歌や国旗やユニフォームにあるってことだよね。
 僕は決勝でメッシとネイマールが抱き合う美しいノーサイド姿を期待していたけど、それがかなわない今、アルゼンチンに優勝して欲しいと思う。メッシは実はネイマールからもらった何かを身につけていたとか、そういういい話、作って欲しいな笑。
 

時間は残酷

 「昔大人気だった芸能人の今」みたいな番組を今日やっていて、ちょっと見ていたんだけど、なんだか複雑な感想である。どんな絶世の美女でも時間の流れには勝てないわけで、見なきゃ良かった!と思う人のほうが多いんじゃないだろうか。昔は好きだったアイドルの年取った姿を同じように愛せるのが本当のファンなのかな笑。とは言え、最近って40代になっても皆綺麗だよね・・。アンチエイジングって事は最近のものだと思っていたけど、良く考えれば老いに対する抵抗ってずっとずっと昔からあったものなんだろうな。特に女性の場合は。そして芸能人にもなるとより一層死活問題になってくるのかな。
 こういう番組って当時の映像を流したりするんだけど、毎度思うのは地デジ以前の映像はこんなににじんでいたのか、ってことである。当時はそれが普通だったから気にもならないけど、若さがあふれる映像のあとに、老いた現在の、しかもデジタルで放送されるなんて、残酷以外のなにものでもない。時間も残酷だけど、技術の進歩も同じように厳しい側面があるようだ・・。芸能人というのは本当に大変な職業だ。