銃2

p_sub1_130305162333アメリカのことを書いておいてアレだけど、実は銃のことについて考え書こうと思ったのは、日本にMP5を装備している部隊がいることを知ったからである。原子力関連施設警戒隊というのがあって、名前の通り原子炉や関連する施設を警備する部隊である。原子炉はテロの標的になる可能性が高いとして、こういった武器をもった特別な警備が行われている。MP5を装備しているところにその重要さが伺える。

MP5は連射をしても反動は少なく精度の高い射撃が行える銃らしくて、そのため世界中で使われているらしい。僕が知ったのは映画で見たからで、「小さいなあ」が印象であった。小さいのに連射ができるんだ~、なんてノンキに思っていたんだけど、その小ささが逆に携帯性につながり対テロの戦いにピッタリとのことらしい。華奢だし小さいし軽そうだし、なんとなくオモチャっぽいし、でも殺傷能力はピカイチだから銃ってやっぱり怖いとも思ったのを覚えている。日本に銃はどれぐらいあるのだろ?と思っていたけどこういった銃も実際にあるんだよね。こういうマニアってたくさんいるんだろうけど、自衛隊の装備とか知られべても面白そうだ。

その筋の方々発砲事件を起こすたび、日本にはどのぐらいの拳銃があるのかなと思ったりする。違法なもの別として、一般人が持つ猟銃や趣味の銃を含め、案外あったりするんだよね。

アメリカでは子供向けの銃があるって事を知って、なんだか大きな諦めみたいな物を感じた。色はピンクなんだけど普通に実弾が打てるなんて、もう良い悪いの問題じゃない気がする。善悪を通り越して、バカ、だよね。テレビゲームやポルノが子供に悪影響を与えると大騒ぎしておきながら、もう片方ではクリスマスに子供に銃を与える。おかしい、と言ってしまえばそれまでだけど、もう「怖い」としか言いようがない。年間に銃が原因で3000人ぐらいは死んでいるという話だし、今後はどうなるのだろ。子供が死ぬのもかわいそうだが、殺人者になってしまうのもどんなホラーよりも怖い。
オモチャの銃を欲しがっても、親には嫌な顔をされたことを思い出した。あの頃は何が問題なのか理解出来なかったけど、今は良く分かるわ。

恐怖

広島と大宮の選手の衝突を通して、スポーツに潜む危険が見えたね。毎日体を鍛えているアスリートが己の限界のスピードでぶつかったわけだから、その衝撃は計り知れない。何事もなく無事に競技に復帰できることを願うばかりだ。

試合中や練習中は恐怖を感じることはないが、こうやって客観的に見せられると怖さを感じると言わざるを得ない。競技のレベルは違えど、僕らにもそうなる可能性はあるわけで、100パーセント他人事とは言えない。試合中に亡くなったカメルーンのフォエ選手、覚えてる人も多いと思う田中達也のあの映像、古い人は知っているかもFMWのハヤブサ、怖いと思う映像って過去にもたくさんあるけど、今回のこの映像は誰にも悪気はなく、お互いが自分に出来る最高のプレイを行った結果である所に怖さがあるよね。お互いが勝負に一歩も引かず、しかも全力でぶつかった。高いレベルでの攻防だから、
「頭をぶつけるかも知れない」
「危険なフィジカルコンタクトがあるかも知れない」
と知った上での判断だろうから、もう誰が悪いとかないんだよね・・。本当、何事もないことを祈るばかりだ。

生き返る

原因は不明だか、僕にしてはかなりの高熱から復活。腹痛も酷かったから、俗に言うお腹風邪?今日の朝はまだフラフラしていたけど、お昼も普通に食べられた。連休は潰れたが、明日から普通に動けそうだからいいか。

それにしても熱が出てる時のあの感覚はキツかった。神経が敏感になるからか、痛めている股関節が痛いのなんの。中年でこれだから、おじいちゃんになったらどうなるんだ?とちょっと不安になった連休でした。

ダウン

天台でレアな得点を見てしまったためか、夕方から熱がグングン上がり今はグロッキー状態…。お休みなさい。

アイアンメイデン

憲法記念日ということで、右翼の皆さんが元気でしたね。声高に何かを叫ぶ彼らを、黒スーツをまとった男たちが仕切りに写真に撮っていたけど、あれが公安なのだろうか。

明治大学にちょっとした博物館があって、今日はそこに行ってみた。目当てはその博物館の「刑事部門」で、そこには「日本の罪と罰」と題された展示が行われている。江戸時代の罪人に対して使われた道具や拷問器具、拷問手法が紹介されているのだ。ヘビーな題材ではあるが、入場無料の小さな展示だから大したことないのかなと思ったら、満足いく内容であった。特に罪人に対する拷問の説明が詳細で、イメージできてしまってちょっと考え込んでしまった。よく時代劇とかで打ち首、さらし首、引き回しの刑ってきくけど、どれも本当に行われていたもので、当時と今では人権というか倫理というか、命の価値自体違っていたのだなと、思ってしまった。

興味深いものがあって、何個か写真を撮ってきた。image

これがキリシタンたちに究極の選択を迫った踏み絵である。絵というぐらいだから、ペラペラのものかと思ったら結構立派なものであった。イメージしていたよりぜんぜん厚い。キリストの姿も鮮明に描かれていて、キリスト教徒にとっては例え命を守るためであっても簡単には踏めないものだったのだろう。

もう一つ興味深かったのは、これimage

罪を犯した人に、罰として刺青を入れていたらしいんだよね。で、罪の種類や地域によって入れるデザインが違うのだ。その紹介なんだけど、現代の社会で刺青が持つアウトローな感じがすごく良く理解できた気がした。変な言い方だけど、ちょっとクールだったりするんだよね。

実際に貼り付けになった人や、さらし首の現場の写真もあって、白黒ではあったけどかなりインパクトが強かった。外国人が撮った写真らしいんだけど、彼にとって当時の日本はどう映っていたのだろうか。

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ちなみにこれが有名な「ニュルンベルクの鉄の処女」。知っている人も多いと思う。

風が変わる

バルセロナが負けたことが大きな話題になっていて面白い。それも普通の負け方ではなく、結構な点数をつけられての負けだから、「試合や勝負に負けた」ではなく、「サッカーで負けた」という捉え方になっていることが面白い。バルセロナが今のサッカーのやり方を打ち出し勝ちだしてから世界中で信奉者が生まれ、細かいパスを繋ぐサッカーこそがもっとも美しく、もっとも効果的で「正しい」ということになっていたけど、これを受けてその流れに変化が起こるのだろうか。戦術に正解はなくともトレンドは常にあるので、もしかしたら今後は違うスタイルが持てはやされるのかも知れない。なんかこれって凄く面白い現象だよね、戦術に流行りがあるなんて。見ていて楽しいサッカーが流行ればいいと思うけど、ショウとしてのサッカーと勝負としてのサッカーが両立することは難しそうだ。

踊る大捜査ってやつ

近所のレンタル店に行ったときに「踊る大捜査線」の新作が出ているのを見たのだが、ピクリとも興味が沸かなかった。最後に劇場にかかった一本がシリーズの最後を飾る最終作品であることをはし知っていたのだが、その時もまったく惹かれず公開されていることすらも忘れてしまっていた。僕は大ファンといううわけではなかったけど、TVドラマや最初の劇場版は好きで見ていたんだよね。そこまでは良かったんだけど、良くわからないスピンオフな作品が作られたり、常にガッカリさせられるような劇場版が続いてシリーズの魅力はなくなっていった様に思う。特に劇場版におけるレベルの低さは顕著で、ガッカリどころかイライラしていたことを思い出す。

「踊る~」はまた、TV局主導で映画を作って、これでもか!と宣伝を打って、ヒットさせる手法を確立し牽引した作品でもある。ドラマを映画化し、それを宣伝しまくってヒットさせる。良くも悪くもこの手法はあちこちで真似され、TV局が作る色んな映画が生まれていった。ある意味では罪深い作品であるとも言える。

新しいDVDが並んでいるのを見たとき、なんだかなーとちょっと寂しく思ってしまった。悲しいかな、「踊る~」にはちょっとした格式があり、なんていうか、「大規模バジェット大作映画としての踊る~」というのがあるんだよね。僕はそうではなく、もっとこじんまりとした小さな形でもいいから、「男はつらいよ」や「釣りバカ」のように1年に1本作るような、そんな作品として生きつづけてくれればいいのに、なんて思うのだ。大きな事件や派手な映像はいらないから、昔のTVシリーズの様にストーリーで引っ張るような作品のほうが合うと思うんだよね。

ナイキ エアハラチ

ちょっと前にとんねるずのノリさんが復刻されたナイキのハラチライトを履いていて、やっぱりカッコいいなあと昔を思い出した。ノリさんが履いていたのはソールがFREEになっているから復刻とは呼べないんだけど、それでもやはり独特な味があるスニーカーである。実は僕もこのハラチを見かけた時はいっきに心を奪われ、親からお金をもらって買ったのを覚えている。

nike-air-huaracheハラチの特徴といえばそのデザインもそうなんだけど、ハラチだけのエンブレムがあったり、このモデルだけ箱のデザインが違っていたり、ちょっとした特別扱いをされていたモデルだったんだと思うんだよね。ハラチは足の甲の部分は一枚布になっており、履くときはソックスに足を入れるみたいに履くのである。フィット感を追求した構造なんだけど、この発想が後のスニーカーや競技用シューズに広く使われている、今思えば画期的なモデルだったんだよね。そしてもう一つ、格好いいのか、格好悪いのかがわからない、不思議なそのデザインも特徴だと言わざるを得ない。これが僕が親に泣きついてかった初代のハラチなんだけど、今見てもビミョーだよね。だが、少年の僕はかかとまで伸びるあの黒いバンドに心を奪われたものだ。そしても悲しいかな、今もぜんぜん「アリ」だと思っている笑。

E38395E383AAE383BCE3838FE383A9E38381E383BBE38396E383A9E38383E382AFちなみにこれが後に出たナイキ エアハラチライト。デザインが格段に洗練されているねえ。結構あこがれたものだ。