THE END IS NEAR

 終末思想って奴である。僕らの世代はMMR世代(笑)で、一度ノストラダムスに長~い待ちぼうけを食らっているものだから、今回のマヤ歴の騒動については全く心が躍らない。が、こういったものを面白がる価値観は良く理解出来る。さすがに心の底から信じることは出来ないけど、 「今がいつ終わるか分からない」
という思想、傾倒はもはや願望にも似ているんじゃないかと思う。
「デストピア」というんだけど、僕は崩壊した、崩壊後の世界を描く映画が大好きである。古くは「マッド・マックス」とかもそうだし「WALL・E」とかもいいよね。映画によっては希望があったりなかったりするんだけど、同じ世界(地球)なのに「見たことのない風景」「こうなるかも知れない風景」というのはいつだってドキドキするんだよね。

 多分だけど根底にあるのは「不安」。不安が色んなものを作り動かし、消費しては新しいものを作らせ人間の何かを支えているのだろう。不安は向上心の裏返しでもあるしね。
世界の色んなところで今回のマヤ歴騒動は話題になっているみたいで、カルト教団が活躍したり、集団自殺がおきたり、色んなサバイバルグッズも売れているとか。あまり過激な事は嫌だけど、面白がる事が出来ないのはなんとなく残念。