希望

 久しぶりに整体に行く。昨日行われた忘年会で@11が手術に踏み切る事を知り、勝手ながらに勇気を貰った。先輩が正面から怪我と戦っているのに、後輩がだましだましではいかんだろと、時間と金をかけて通う事にした。行く所は決まっており、以前に足首を治してくれた整体院である。丁寧に診てくれるし、なぜ怪我が今の状態に至ったのかを論理的に説明してくれるので信頼しているのだが、如何せん我が家から絶望的に遠いのだ…。が、まだまだやれる、そして怪我から復活してくれる仲間とまた蹴るためにも今が大事なのだ。早速体を見てもらい説明を受け、早くも希望みたいな光が見えた。それだけで気分が全く違うものです。まだまだこれからだ。

真っ赤なブルーだ

昨日、練習後にTVをかけていたらYUIが歌っていて、その歌の中で
「真っ赤なブルーだ」
という歌詞があって、面白い、いい表現だなと思った。おそらく(僕の解釈として)夏や青春時代や、それらが持つ情熱と切なさを歌った歌だから、矛盾した表現でありながらもとても納得できる言葉の並べ方である。変わった表現だけど、あっているというか分かるというか、うんうんという感じである。
 思い出したのは、学生時代のこと。作文を書かされる授業があって、その時の同級生で紅葉の赤を
「眠い赤」
と表現した女の子がいて、こいつは天才なんじゃないかと思ったのを覚えている。「眠い」を形容詞として使っているのもすごいけど、その中に秋が持つけだるさや寂しさや、冬を待つ憂鬱さも含まれている。一種の才能でもあるんだろうけど、彼女にはそういう風に見えて感じているのだろうなあ、と思った。なんとなく、羨ましいなあ、と嫉妬に近い気持ちを抱いたものだ。絵の上手いひともそう。技術的なことはもちろん、そういう風に見えているんだと思うんだよね。いいか悪いかは別として、自分にない何かというのは羨ましく見えるものです。